この度、前任の佐藤義廣さんの後を受けて支部長を仰せつかりました。歴史ある神奈川支部の第10代支部長就任に身の引き締まる思いです。

神奈川支部の歴史を振り返ってみますと、1971年2月に横浜支部として設立されましたが、同じ年5月には、横浜支部とは別に女子部も発足しています。その後、横浜支部は1991年の第21回支部総会で名称を神奈川支部と変更しました。女子部の総会も1995年から神奈川支部総会にジョイントするようになり、2000年7月には女子部は解散し、神奈川支部と統合、現在の神奈川支部となりました。

私が1977年に大学を卒業する6年も前に先輩諸氏は関西から遠く離れた横浜の地に新月旗を掲げたことになります。当時の神奈川在住卒業生は今より遥かに少ないことは容易に想像出来ますが、男性・女性各々の同窓の母校への思いの強さとその実行力に敬服するばかりです。その後、各代の支部長のもとで神奈川支部の活動は連々と引き継がれてきています。

ご承知のとおり2020年は新型コロナウィルスが世界中に蔓延し、神奈川支部総会も初めて書面開催となりましたが、即座、翌年2021年からはリモート総会を開催し、グループ毎に歓談出来るブレイクアウトルームでリアルと同じ感覚で参加できる総会を他支部に先駆けて開催しました。また、神奈川支部はコロナ禍で部活動にも苦しむ関学生を支援するため、2023年のリアル総会で母校甲山落語研究会の現役学生を招待し落語を演じてもらうなど母校学生への貢献も行ってきています。

神奈川支部も、2020年に迎えた設立50周年から早や4年が経過しました。次の100周年に向けて時は着々と刻まれていきますが、同窓会活動もその時々の会員のニーズにマッチしたものが求められます。諸先輩の築いてきた伝統を引き継ぎながら、フレッシュな新任も加わった役員19名の新体制で気持ちも新たに、より創意工夫を凝らし、総会を初めとして、みなさまが、元気に集い、楽しく語り合う様々な場を提供し次の100周年へ思い出に残る一コマとなるように支部運営に努めてまいります。

支部会員のみなさまにはこれまで同様にご支援・ご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。

2024年4月吉日
関西学院同窓会 神奈川支部
支部長  井村正和